1. 無料アクセス解析

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

善意の塊、ゼンダマン!!

      ゼンダマン
久々にボカンシリーズネタを再開します。
さて前回は「ヤッターマン」であったので今回は勿論「ゼンダマン」。

「ヤッターマン」放送中の間、タツノコプロに大事件が起こりました。
1977年9月5日、吉田竜夫社長が45歳という若さで亡くなられたのです。
社長ではありますが、同時に創作者でもあり、多くのアニメの原作、キャラクターデザインをされた凄い方でした。カリスマ性があったのか、多くの人材も集まりましたが、吉田竜夫氏死去以降タツノコプロを離れていきます。
それでもタツノコプロは、竜夫氏の弟、吉田健二氏を社長に再スタートをしました。
その新体制で生まれたのが「ゼンダマン」です。

「ゼンダマン」はシリーズの中では影の薄い(?)作品ですが、私は大好きです。
何よりモチーフが「鉄道」。鉄道マニアの私にはたまりません。
そして「タイムボカン」と「ヤッターマン」の良いところ取り、言わばシリーズの集大成のような作品です。
「ボカン」のタイムトリップに、「ヤッターマン」の自我を持ったメカ、パロディなど…。
おもちゃ箱をひっくり返したような作品です。
「自我を持ったメカ」という点では「ゼンダマン」はかなり暴走しています。
戦いより歌が大好きなメカ、ゼンダライオンのキャラの発想は凄いです。
しかも声が山本正之先生。力が抜けるような(?)独特の声はゼンダライオンのキャラにぴったりでした。歌うような喋り方(アドリブだそうです)も本当に面白いです。
ゼンダライオンは火炎を口から吐いたり、鬣から熱線を出したりと意外と凶悪なメカなんですが、その性能とキャラのギャップが面白いです(製作者であろう鉄っちゃん、どういう風に電子頭脳を作ったのでしょうか?)。
しかも「愛のムチ」なる電撃を浴びて元気をパワーアップするというのですから、とんでもないどMメカです。
番組の途中からは戦闘用に特化した「ゼンダゴリラ」が登場。
こっちは戦闘は良いのですが、ムージョの「お色気ポーズ」にやられてしまいます。
そうなるとまた「愛のムチ」でパワーアップさせられるのですから…。
ただゼンダゴリラ登場以降はゼンダライオンは出番が少なくなるのでそこが残念です。

コクピットメカもさらにパワーアップ。前作から引き継いだ「おだてブタ」、スタッフの某氏がモチーフの「オシイナ星人」、「コーラスガラス」etc…。
ちなみに今作のおだてブタは木ではなく信号機に登ります(笑)
「オシイ星人」は、アクダマトリオに惜しい事が起こると「オシイオシイオシイナァァァモウチョットォィィィ」と冷やかして去っていくだけのメカなのですが、出てくるタイミングがあまりに絶妙でオシイ星人が出た時には笑うしかありません。
「コーラスガラス」は、トボッケーの「脱線転覆作戦」(今考えるととんでもない名前ですね)発動時に登場する4匹のカラス。「ヤルー、ヤルー、ヤルー」と最初の3匹が言った後、最後の1匹(声は富山敬さん)が「ヤラレルゾキットナ」と言ってしまいます(それに怒ったムージョに「お前はいらん!」と壊された事も…)。

主役メカやコクピットメカがこんなに面白いのだから本編も面白くない訳がありません。
何といっても「善意の塊」と名乗っている癖に嫌らしいゼンダマンのキャラが面白いです。
アクダマトリオはゼンダマンと対峙すると、ゼンダマンの「Z」の字を作る組体操に対抗して、アクダマトリオ(アクダマン)の「A」の字の組体操をするのですが、大体失敗してゼンダマンに「中年には無理だ」などと言われて笑われてしまいます。挙句の果てにゼンダマン2号(さくらちゃん)はピカリング(強い光を出して相手の目をまぶしくさせる武器)で組体操を邪魔する事も…。
何と嫌らしい善玉でしょうか…。しかもこいつらは「ヤッターマン」のガンちゃんアイちゃんに続きバカップルです。こんなの子どもに見せていたこの時代、恐るべし!
ゼンダマンとアクダマオリオの掛け合いの他にもアクダマトリオ内の掛け合いもまた冴えまくっています。
裁判メカとのやり取り、おしおきもたまりません。
裁判メカはアクダマトリオが負けた時に3人のうちどいつを裁くべきか決めるとんでもないメカなのですが、その裁き方、おしおきの仕方が凄いです。
「時間がないからトボッケーが有罪」とか、おしおきも「おだてブタの刑」「破裡筵の刑」「馬蹴りの刑」「インベーダーゲームの刑」など、とんでもないものばっかりです。
これは話が進んでいくにつれどんどん過激になって行きます。
とにかくやりたい放題の作品です。
ただ「オタスケマン」以降ボカンシリーズは雰囲気がやや変わってしまうので、やはり「ゼンダマン」はこれまでのシリーズの集大成なのだな、と実感させられます。

さて音楽。
「ヤッターマン」に引き続き山本正之氏と神保正明氏が担当。
主題歌を歌うのは今作では山本氏ではなく藤井健という方。
ソフトな声で歌っておられますが、「旅」を連想させられるイントロと共に、ちょっと幻想的(?)な感じの歌に仕上げています。
挿入歌で有名なのは「ゼンダライオン」。文字通りゼンダライオンが歌う歌ですが、途中から応募で視聴者の子どもが歌うようになったり、果て又大人の合唱団が歌ったり、鉄っちゃんさくらちゃんが歌ったりと面白い歌です。この歌にはインストが存在しますが、SLの動画にこの曲を入れてみたら絶対面白いものになると思います(笑)
BGMの中には歴代ボカンシリーズの主題歌・挿入歌のメロディーをメドレーにしたような曲(D-7)なんかもあり、音楽面でもシリーズの集大成なのか、と思わされます(ちなみにアクションシーンに流れる曲です)。

声優について全く言及しておりませんでしたが、鉄ちゃん・ゼンダマン1号は前作によくゲスト出演していた三ツ矢雄二さん、さくらちゃん・ゼンダマン2号は前作に途中からレギュラーとなっていた滝沢久美子さん、ゼンダマンのサポートロボット、アマッタンは佐久間あいさん(1話のみ「ヤマト」の森雪でおなじみ麻上洋子さん)、紋者博士に「ハイジ」のアルムおんじでおなじみ宮内幸平さん、アクダマトリオは勿論小原乃梨子さん、八奈見乗児さん、たてかべ和也さん、そしてアクダマトリオに付いてくる謎の猫ニャラボルタに池田勝さん、裁判メカに宮村義人さん、ナレーションは勿論富山敬さん。
前作で善玉を演じていた池田勝さんが今作では悪玉側になったというのが面白いですね。
滝沢久美子さんは前作までのヒロインを務めておられた岡本茉利さんとはまた違った可愛らしい声です。
ちなみに有名な話ですが、三ツ矢雄二さんはオカマであり、たまにその本性(?)が声に出ていることがあります。
ちょっとしかありませんが必見です。

影が薄い作品ではありますが、実際に見ると本当に面白いです。
一応2話分を収録したDVDは売られています。しかし2話で1800円は高いような…。
見る機会が増えれば再評価されても良い筈の作品です。
スポンサーサイト

親の世代のアニメばっかり

Matel
学校の文化祭が昨日あり、今日は振替休日なので存分に書きたい事を書こうと思います。

DVDが普及し、動画サイトも次々と登場し、昔のアニメなんかが容易に見られるようになりました。
無論私がリアルタイムで見た筈のアニメも容易に見られるようになった訳ですが、私は親の世代のアニメばっかり見るようになりました。
今年に入って、「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」「宇宙戦艦ヤマト」、某動画サイトで「魔法のマコちゃん」「てんとう虫の歌」「魔女っ子メグちゃん」「花の子ルンルン」、そして先日はツタヤから「銀河鉄道999」(TVシリーズ)を借りて見ています。
私の両親は結構アニメを見ていたらしく(見る番組が無かったというのもある様ですが)、私が好きなアニメソングは大体知っていたりするんです。
で、親の見ていた(らしい)アニメの主題歌を聴いたり、また本編を見ると何故か妙な懐かしさを感じるんですよね。
その一方リアルタイムで見た筈のアニメには全く懐かしさも感じず、面白いとも思わないという…。
周りの同年代のアニメマニアのお好みの作品は「エヴァンゲリオン」とかだったりするんですが、面白いとは思えないんですよね。
ちょっと不思議です。
両親の記憶を遺伝子レベルで受け継いだのではないかとも思ってしまいますが、本当に不思議な現象です。
「999」を見てた時は何故か懐かしかったのかどうかは分かりませんが涙が出てしまいました。
ただ、幼少時から再放送で親の世代のアニメに触れる機会はあったので、そのせいもあるのかもしれません。
映画の話にしろこういうアニメの話にしろ盛り上がれるのは同年代ではなくて40ぐらいの方の場合が多いです。
こういう意味で私は「奇人変人」な訳です…。
ただ、「奇人変人」になろうとしてなった訳ではなくて、自分で興味のある分野を追求していったらこういう形になってしまった訳です。
どうしようもないですね。
人間って面白いものです。

さて今回は「999」を見た記念にメーテルを描いてみました。
どうもヒロインを描くのは難しいですね。
私がアニメキャラを描くときには、「無表情にならないように」と心がけて描いているのですが、なかなか難しいところです。
今回は初めて描いたにしては上手くいったかな…、とは思っています。
ただやや無表情な感じになってしまったかもしれません。
もうちょっと哀愁ある表情に出来なかったのかと思います。

ちなみに「NHK思い出のメロディー」でささきいさおさんが「ヤマト」を歌っていた母が言った一言、「999の方がいいなぁ」…。
私もささきさんの歌では「ヤマト」より「999」の方が好きだったりします(ちなみにささきさんの歌で一番好きなのは「たたかえ!キャシャーン」です)。
何といっても銀河「鉄道」ですから、鉄道マニアである自分からしてもたまらない歌なんです。
「人は誰でも幸せ探す旅人の様なもの」という部分を聴くと何だか涙が出そうになります。
おそらく機械の体に幸せを求める鉄郎をイメージしたものなのでしょうけど、「人っていうのはそういう生き物だよなぁ」と思ってしまいます。
要は幸せを求める為のものが機械の体か、現実で考えてみればお金とか地位とか名誉、とかそんなものです。
私だったらすぐ「趣味」と言うかもしれませんが。
そう考えるとアニメソングも深いものがあります。
ただ「999」は作詞が橋本淳氏、作曲が平尾昌晃氏とアニメソングにしては珍しい組み合わせで、確か演歌なんかではよく見る名前だった気がします。
とは言っても平尾氏の方は「星の子チョビン」の主題歌や「サイボーグ009」(第2作目)の主題歌「誰がために」などを作曲しておられるので、一応アニメソングには結構縁のある方ではあります。

アニメソングも作曲家に注意して見ると段々特徴が分かってきます。
菊池俊輔先生なんかはもう一発で「こりゃ菊池先生だ」と分かるようになってしまいました。
カラオケだと贔屓している作曲家は菊地俊輔先生、渡辺岳夫先生、渡辺宙明先生、小林亜星先生だったりします。

生まれ変わった不死身の体…

新造人間キャシャーン
今日、学校で球技大会があったのですが、何もやる事がなく、暇だったので、キャシャーンを描いてみました。完成させるのに1時間半ぐらい時間を費やしました。
意外と色塗りがしっかりしていたので、今回はパソコンでの補正はほとんどしていません。
キャシャーンの眉やラインに補正をかけたり、左上の白鳥型ロボット、スワニーが真っ白だったので、薄い水色で補正をしたり、後背景に色を付けたぐらいです。
イメージとしては、「アンドロ軍団の前にフレンダー(キャシャーンの隣にいる犬型ロボット)と共に立ちはだかり、ブライキングボスに『もうお前の思う通りにはさせないぞ!』と言っている」、という場面を想定しています。
本音を言うとルナも入れたかったのですが、女性を描くのは苦手なので描きませんでした。
ただ、キャシャーンの腕が短くてちょっと間抜けな感じがします…。

いつもより満足のいく絵が描けたので、キャシャーンについてまた書こうと思います。
キャシャーンの物語は、ロボット工学の権威、東光太郎博士が開発した公害処理用アンドロイド、BK-1号が、突然の雷で自我に目覚め、その圧倒的な力で「アンドロ軍団」なるロボットのみで構成される軍団を作り、自らは「ブライキングボス」(EDクレジットでは「ブラキン」と表記)と名乗り、人間に逆襲を始める、というところから始まります。
国防軍(どこかの国かは意図的にぼかされています)の攻撃も全く通用しないアンドロ軍団。
残された手段は一つ、人間とアンドロイドを融合させた「新造人間」で対抗する事でした。
そこに新造人間になる、と申し出たのが東光太郎博士の息子、鉄也でした。
最初、東博士は「元のお前には戻れなくなるのだぞ」と反対します。
しかし鉄也は、「心は僕の筈です」と答えたのでした。
その答えに、鉄也の必死の覚悟、「たった一つの命」を捨てる覚悟を知った東博士は、鉄也の体とアンドロイドを融合させ、鉄也を「新造人間キャシャーン」と名乗らせたのです。
そして鉄也、いやキャシャーンは、アンドロ軍団に殺された鉄也の愛犬ラッキーを改造した犬型ロボットフレンダーと共にアンドロ軍団を蹴散らします。
しかし東博士と鉄也の母、みどりはアンドロ軍団に連れ去られ、キャシャーンの孤独な戦いが始まるのです…。

キャシャーンは、新造人間という言葉が表すとおり、アンドロイド(ロボット)でも人間東鉄也でもありません。
ただし、基本はロボットです。
体は機械(レントゲンで明らかになっています)です。
キャシャーンの体には一滴の血も流れていません。
故に後半、人間でない事が明らかになってしまうと、キャシャーンは守るべき人間からも石を投げられる存在になります。
人々はロボットが怖い、故に体が機械という理由だけでキャシャーンを差別するのです。
しかし、私はキャシャーンは「人間だ」と思っています。
何故なら、鉄也が新造人間になる事を決意した時の言葉にある通り、キャシャーンの心は人間東鉄也そのものであるからです。
そしてキャシャーンは人間の体でなくなった故にもっと人間らしく行動します。
キャシャーンはアンドロ軍団と戦うばかりでなく、アンドロ軍団の攻撃にさらされる人々への労りを忘れる事はありませんでした。
そして新造人間であることを隠して、人間として振舞っています。
しかしそれがまた見ている側の涙を誘います。
前半の話なのですが、キャシャーンが少年からリンゴを食べて、とリンゴをもらう、という描写があります。
キャシャーンの体は機械です。
人間が食べられる物は食べられません。
しかしキャシャーンは、口にリンゴを入れ、リンゴを噛み、「美味い」と思って食べている「ふり」をします。
キャシャーンには味覚がありません。
だから「美味しい」という感覚がないのです。
しかし、キャシャーンは少年に自分が新造人間であることを分からせないために、また少年の感謝に応えるために、食べるふりをして、少年の感謝に応えたのです。
人間以上に人間らしい事をしたのです。
私はこの場面に強い衝撃を受けたと同時に、何か勇気をもらった気がしてなりません。
人間の体を失ったのに、人間らしい心を失わないキャシャーン。
この姿は、アンドロ軍団の攻撃で理性を失っていく人々の姿と対比されており、キャシャーンの悲劇性・孤独さを引き立てています。
何故なら人間らしい心、理性を失った人々から「お前は人間じゃない!ロボットだ!」と言われてしまうのですから…。
見ているこっちからすれば、お前らこそ本当に人間らしいのか?と言いたくなりますが。

ちなみに、話は変わるのですが、スワニーについてちょっと書きたいと思います。
絵の左上を飛んでいる白鳥型のロボットがスワニーです。
元々スワニーは東家のペットロボットでした。
しかしアンドロ軍団の襲来でスワニーはブライキングボスのペットにされてしまいます。
その前に東博士は何と凄い事をやらかしています。
スワニーの中に妻・みどりを入れてしまったのです。
タツノコプロの公式サイトには意識だけ移植されていると書かれていますが、最終回ではスワニーとみどりの肉体が分離される描写があるので、肉体ごと移植したとしか考えられないのですが、相当物凄い事をしたのではないかと想像されます(想像できないです)。

さて、ネット上を見ると「新造人間キャシャーン」のファンサイトが見当たりません。
「ガッチャマン」のファンサイトは結構あるのですが、ちょっと残念でなりません。
いつか自分で立ちあげたいものです…。

ついでに、キャシャーンはイタリアなんかで結構な人気を得ていたようです(youtubeにイタリア版のOPがあったような気がしましたが、削除されたようです)。
キャシャーンの舞台はヨーロッパを思わせますし、そういう無国籍な世界観だからすんなりと受け入れられているのかもしれませんね。
「キャシャーン」の英語表記は2種類あるようで、「CASSHAN」、「CASSHERN」と2つにわかれています。
ただ「CASSHAN」だと「カシャン」になってしまうようです。
英語圏の人には「キャシャーン」って発音し辛いんだろうなぁ、と思ってしまいます。

「新造人間キャシャーン」の音楽世界

テレビオリジナルBGMコレクション 新造人間キャシャーン
新造人間キャシャーン全曲集
この間、「テレビオリジナルBGMコレクション 新造人間キャシャーン」「新造人間キャシャーン全曲集」を購入しました。
両方ともジャケットは、タツノコプロの初代社長・吉田竜夫氏の弟であり、タツノコプロのアニメのプロデューサーとして活躍されていた九里一平氏が描いています。
「BGMコレクション」の方は劇中のBGMと主題歌・副主題歌のTVサイズを、「全曲集」では、主題歌・副主題歌のレコードサイズと、イメージソング、OVAの主題歌・イメージソングを収録しています。
OVAについては観た事がない(Youtubeでちょこっと映像だけ見ましたが)ので、オリジナルのTVシリーズの音楽についてのみ書こうと思います。

まず、「キャシャーン」のBGM(本当はBGMという言い方には抵抗がありますが)で思い浮かぶのが、主題歌・副主題歌のメロオケ(インスト)、アレンジ曲でしょう。
「たたかえ!キャシャーン」は、ささきいさおさんの歌だと勇壮に聴こえますが、インストでは大変悲壮に聴こえます。
「孤独なヒーローの歌」という点では、「タイガーマスク」「仮面ライダー」と双璧を成すと思います。で、この「たたかえ!キャシャーン」の主題歌のアレンジですが、勇壮なものよりも、孤独感・絶望感を感じさせるアレンジ曲が多いです。
「BGMコレクション」のトラック2「引き裂かれた母と子」に収録されている「佇むキャシャーン」(ミュージックナンバーの記載は無し、副題のみ)は、ギターソロでの主題歌アレンジですが、この曲はキャシャーンの孤独感を最も表現している曲と言っても過言ではないでしょう。
アンドロ軍団のテーマは、徹底して重厚、絶望感を感じさせる音楽になっています(アンドロ軍団のテーマの中にも、主題歌のメロディーを崩したと思われるメロディーが入っています)。
兎も角も、菊地俊輔先生の音楽が、「キャシャーン」を素晴らしい作品に完成させ、未だに根強い人気を保たせている要素であると思います。
しかし何だかんだ言って一番好きなのは主題歌のインストです。
あれをバックに戦うキャシャーンには喝采を送るしかないです。

人間の心を持ちながらその体は人間のものにあらず、しかしロボットでもない「新造人間」キャシャーン…。その体には一滴も人間の血は流れていません。
元々は温かい人間の血が流れていたはずなのに、「雷」という神の悪戯が引き起こした戦争のためにその温かい血を失った…。
切ない、悲し過ぎます。
人間からは、超人的な力を発揮して人間を守ろうとすると、その超人的な力故に恐れられる…。
そして心は優しい、人間「東鉄也」のままの筈なのに、人間たち、あまつさえ無垢な子どもだちからさえからも「ロボット」と恐れられ、迫害される…。
せめてもの救いが鉄也の恋人、ルナの存在です。
ルナがいなかったらもう「キャシャーン」は救いようのないアニメになっていたと思います。
誰にも理解されない、1人の人間として接してもらえないキャシャーンの悲しみを理解し、献身的にMF銃でアンドロ軍団と戦うルナ。
視聴者にとっても、キャシャーンにとってもルナの存在が「救い」になっていますね。
関係ない話ですが、ルナをデザインした天野嘉孝氏は、アメコミを意識してデザインしたそうです。
タツノコプロのSFヒーローアニメは、アメコミっぽさ、垢抜けた、無国籍的な部分がある様な感じがします。
ルナのデザインはそれとうまく合ったのでしょうね。
もしかして私の好きなアニメヒロインベスト3に入るかもしれません(他の候補としては、「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のアイちゃん、「花の子ルンルン」のルンルン・フラワー)。
それにしても、ルナが被っているヘルメット(?)は、「タイムボカン」のマージョや淳子ちゃんにも受け継がれていますね。
ちなみに、ルナにも「戦え少女ルナ」というイメージソングがあります(「全曲集」に収録されています)。
劇中では流れませんが、なかなか良い曲です。
歌うは「ハクション大魔王」や「昆虫物語 みなしごハッチ」の主題歌を歌った嶋崎由里さん。
艶っぽくも力強い歌声を聴かせてくれます(歌った時は高校生ぐらいだった筈です)。
「ハッチ」の頃とは声の印象が違いますが、これは声変わりをしたためだと思われます。
同じ年齢ぐらい(失礼!)の堀江美都子さんにも同じ現象が起きています(声変わりする前の「魔法のマコちゃん」と声変わりした後の「けろっこデメタン」を聴くと一目瞭然です)。

嶋崎由里さんの話をしておいてささきいさおさんの話をしないとは何事かと思うので、ささきさんの事についても書きます。
「キャシャーン」において、ささきいさおさんは初めてアニメソングを歌い、アニメソング歌手としての道を歩み始めます。
ささきさんのアニメソング歌手としてのデビューを飾った「たたかえ!キャシャーン」ですが、子門真人さんをを意識されたそうです。
例えば母音を強調している所なんかはまさに子門さんそっくり!(「キャシャーン」じゃなくて「キャシャァァァァン」と歌っている所はまさにそうです)
だから私も「たたかえ!キャシャーン」を歌う時は、「響けキャシャーン」ではなく、「響けキャシャァァァァンン」と歌いたいと思います。
ただ、ささきさんが「たたかえ!キャシャーン」を「BSアニメ主題歌大全集」で歌われる時は、歌い方を自分流に直して歌っていますね。

話は変わりますが、「キャシャーン」には独特の無国籍感がありますが、「ガッチャマン」の無国籍さとはまた違うように感じます。
「ガッチャマン」は近未来的な無国籍さ、「キャシャーン」は、ファンタジックな無国籍さという感じでしょうか。
「キャシャーン」の舞台になる所は中世・近世のヨーロッパ風な街が多いですから。
そして「キャシャーン」の掲げているテーマが、「違う種族間の対立」ではないかと思います。
人間対アンドロ軍団の構図は、そのまま現在も続く民族紛争の構図に当てはまるでしょう。
先に書いたキャシャーンへの偏見・差別なんかは、まんま現実の民族対立・人種差別、障碍を持った人への差別を映し出したと言えるでしょう。
「あいつは人間じゃないから悪い・恐ろしい奴だ」と…。
このテーマは現在でも通用しますね。
下手糞なリメイクや実写版作らなくても、オリジナルの「キャシャーン」は現在でも古びていないアニメなんです。(リメイクや実写版は見てはいませんが)
そんないつの時代でも変わらない、この地上から戦争や差別が消えない限り古びることのないテーマを描いたから、「キャシャーン」は根強い人気を保ち、私の様な若造も虜にしたのではないかと思います。

話は音楽に戻りますが、「BGMコレクション」の方には主題歌・副主題歌のメロオケがフルサイズで、「全曲集」には、納谷悟朗さんのナレーションが入ったアルバム・ヴァージョンの「たたかえ!キャシャーン」が収録され、ブックレットには菊池俊輔先生、ささきいさおさん、故・鳥海尽三氏、九里一平氏のコメントが収録されています。
「キャシャーン」が大好きという方はこの2つのCDは買っても損はないです!

NHK再放送の思い出

私が小学生の頃(1998年?2004年ぐらい)にかけては、民放でもNHKでも色々なアニメの再放送をやっていました。
「仮面ライダー」の再放送が終わった後には「いなかっぺ大将」「ハクション大魔王」をやっていました。
私は昔のアニメだなぁ、とかそういうのは関係なく、ゲラゲラ笑って見ていた覚えがあります(他には「キン肉マン」もやっていました)。
「ハクション大魔王」では、最終回があまりに悲しかったので、今でも見ると泣けてきます。
思えば「昭和のアニメ好き」になってしまったのは、こういう再放送が大きいのかなとも思っています。
思えば堀江美都子さんの歌声を初めて聴いたのは「ハクション大魔王」の副主題歌「アクビ娘」でした。
堀江美都子さんは大好きな歌手ですが、私は「アクビ娘」には強い思い入れを持っています。
カラオケでも時々歌ったりします。

また、民放だけでなくNHKでも、アニメや人形劇の再放送をやっていました。
BS2の「衛星アニメ劇場」では、「未来少年コナン」や「赤毛のアン」「星の子チョビン」「ひみつのアッコちゃん」(水森亜土さんの「すきすきソング」がEDだったので1作目でしょう)などを見ました。
まだそのころはコナンとのび太の声が一緒(小原乃梨子さん)だとは知りませんでしたが…。
他にも「ベルサイユのばら」なんかもやってました。
母の本棚を見たら原作萬画があってびっくらこいた思い出があります。

アニメではありませんが、NHK教育では「プリンプリン物語」なんかもやっていました。
今でも主題歌を聴くと小学生のころを思い出します。
基本は女の子向け(?)の人形劇でしたが、周りの同級生も結構見ていました。
たまにその話題をして盛り上がる事もあります。
思えば石川ひとみさんが可愛かったですね。
エンディングで本人出演もしていますが、本当に素敵です。
今でも声は衰えていないようで、嬉しい限りです。
で、Youtubeでエンディングを見てみたら、出演者が神谷明さんとか滝口順平さん、三ツ矢雄二さんとか、結構豪華で驚きました。
NHK恐るべし…。
人形劇では「ひょっこりひょうたん島」「サンダーバード」も放送していました。
「サンダーバード」を見ていたころには、特撮というものが分かっていたので、「凄い!」と思いながら見ていました。
今見ても素晴らしい特撮だと思います。
爆発の量感、メカの見せ方…、円谷英二特撮にも劣りません(実際に円谷監督は「サンダーバード」の現場を見学に来たとか…)。
当時は「えぇっ、黒柳徹子(ベネロープ役)が出てるの?」というので驚いていましたが…。

最近は、昔のアニメやヒーロー・特撮番組の再放送はもっぱらCSが主流で、地上波やBSではめっきりやらなくなってしまいました。
自称芸能人(芸「NO」人)がゲームやトークに興じている番組でアニメ番組が潰されている現状を見ると、昔のアニメとかを再放送してほしいなぁと思ってしまいます。
まぁ、スポンサーがついてくれないとかで無理なんでしょうけど…。
地上波デジタルになると言っても、くだらない、面白くない番組ばっかり増えていて、内容に関しては「???」なものばかりで、全然意味がないように思います。
ここんとこのテレビは「煽り」が激しくてうんざりしちゃいます。
アニメも「萌え系」「ヲタク系」が増えてしまって、ベテラン声優の活躍の場が少なくなっていますし…。

うーん、やっぱり地上波でも色々再放送してほしいなぁ…(BSでも色々やってますが、1960年代?80年代のアニメの数は少ないです)。
プロフィール

ゾンデ5号

Author:ゾンデ5号
鉄道、特撮、アニメ、落語、その他もろもろ色々なものが好きな高校生のブログです。
色々な方面のネタを書きます。
特撮と言っても怪獣映画から戦記映画、SF、時代劇、ウルトラシリーズ、仮面ライダーシリーズ、アニメではタイムボカンシリーズ、新造人間キャシャーン、銀河鉄道999が好きです。
好きな俳優は主に東宝の俳優の方が多いです。
声優では故・富山敬さん、岡本茉利さんなどを贔屓しています。
鉄道では乗ること、撮ることが好きです。
好きな車両は583系、485系、455系、東北新幹線200系、E2系、ED75型機関車などが好きです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。